会社設立・会計業務・各種許認可に関するご相談事例をご紹介いたします。

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高松の方より相続に関するご相談

2024年02月05日

Q:司法書士の先生、相続財産調査をする上で銀行通帳が見つからない場合はどうしたらいいですか?(高松)

司法書士の先生にお伺いしたいことがあります。
先日、高松に住む父親が亡くなりました。葬儀は無事済ませ、相続手続きを始めたところです。母親はすでに亡くなっており、相続人は私と弟2人ですので、三人で父の相続財産について調べ始めているところです。
ところが、父の退職金が入っている口座の通帳とカードを見つけることができず大変困っています。父はよく「退職金は手をつけないで、子供たちに残しているよ」と話していたので、その通帳とカードがどこかにあるはずなのですが、いくら実家を探しても一向に見当たりません。高松市内にある銀行に限られるとはいえ、やみくもに問い合わせるわけにもいきません。どの銀行かわかれば問い合わせもできるのですが、生前に父から聞いていませんでしたので確認のすべがありません。
このような状態で、私たちがそれを調べることはできるものなのでしょうか?(高松)

 

A:金融機関に対し、口座の有無を確認、残高証明書を請求ことができます。なお、戸籍謄本などの用意が必要です。

ご相談者様とご兄弟で相続手続きを始めているとのことですが、まずはお父様が遺言書を遺されていないかを確認をしましょう。被相続人(故人)が生前ご家族に、ご自身が所有するすべての金融機関の情報を知らせているという方はあまりいらっしゃいません。被相続人ご自身がメモなどをしてどこかに保管していることが多いようです。
ですが、いくら探しても遺言書や終活ノートがなく、お父様本人が残したメモのようなものがなければ、下記の方法で探してみてください。

 

  • 遺品整理をして、通帳やキャッシュカードを探す
  • 銀行からの郵便物や粗品(カレンダーやタオル、ティッシュなど)を探す
  • 故人の自宅や会社近辺にある銀行に問い合わせる
  1.  
  2. 金融機関に対して、相続人は故人の口座の有無、また残高証明や取引履歴などの情報の開示を請求することが可能です。
    しかし、全国にある金融機関に対し、一括で故人の口座を調査する手段はないため、口座の有無および残高証明は、各金融機関にひとつひとつ問い合わせて確認することになります。
  3. ここで気を付けることは、これらの請求をするためには戸籍謄本などの必要書類の提出が求められるということです。金融機関によっても、このほかに必要書類がある場合もありますので、事前に確認するとよいでしょう。

 

相続手続きは、複雑で専門的な知識や判断が求められます。相続財産調査に関しても、銀行口座や通帳が見つからないことでスムーズに相続手続きが進まず、ご自身での調査が難しいと感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方に向けて、高松相続遺言相談室では戸籍収集、財産調査、相続手続き全般のサポートを、高松にお住いの皆様に向けて行っております。ご依頼されるかどうかに関わらず、相談は初回無料ですので相続に関するご不安やご質問がある方はぜひご活用ください。
高松で相続手続きに関するご相談事がございましたら、お気軽にお問い合わせください。高松相続遺言相談室の所員一同、皆様のお越しをお待ちしております。(高松)

高松の方より相続に関するご相談

2024年01月09日

Q:司法書士の先生、私の相続では内縁の妻に全財産を渡したいと思っています。財産を前妻が受け取る可能性はありますか?(高松)

私は高松に住む男性です。最近親しくしていた友人が亡くなり、自分自身の相続について考えるようになりました。私には離婚歴があり、10年前に離婚した前妻は今も高松に暮らしています。そして私は内縁の妻と共に高松で2人暮らしをしています。内縁の妻との間にも、前妻との間にも、子どもはおりません。

もし私が他界した場合、誰が私の財産を相続することになりますか?できれば全財産を高松で共に暮らしている内縁の妻に渡したいと思っています。前妻が財産を受け取ることは避けたいのですが、もし前妻が財産を受け取る可能性があるのであれば、何か今のうちに準備できることはあるでしょうか。(高松)

A:離婚が成立しているのであれば、前妻の方は相続人になることはありません。

離婚した前妻の方には相続権がありませんので、高松のご相談者様の財産が前妻の方に渡ることはありませんのでご安心ください。またお子様もいらっしゃらないとのことですので、前妻の方に関連する人物の中に相続権を持つ方はいないことになります。

そして高松で同居されている内縁の奥様ですが、残念ですが内縁関係の場合は相続権がありません。何も対策をしないままですと、内縁の奥様に財産を渡したいというご相談者様のご希望を叶えることができないので、生前のうちに対策が必要です。

まず、民法で定められた相続権をもつ人物と順位について確認しましょう。

配偶者は常に法定相続人

  • 第一順位:子供、孫(直系卑属)
  • 第二順位:父母(直系尊属)
  • 第三順位:兄弟姉妹(傍系血族)

※婚姻関係にある配偶者は必ず相続人となります。そして上位の順位の方が死亡しているなど不在の場合にのみ、次の順位の方に相続権が移ります。

高松のご相談者様のご親族に上記に該当する方はいらっしゃるでしょうか。該当する方がおらず、生前対策もしないままご相談者様が逝去されますと、内縁の奥様が財産を受け取るためには「特別縁故者に対しての財産分与制度」を利用するしかありません。内縁の奥様が家庭裁判所に対して申立てを行い、特別縁故者として認めてもらえれば、財産の一部を受け取ることができます。
この手続きは非常に手間がかかりますし、もし特別縁故者として認められなければ財産を受け取ることもできません。そもそも、特別縁故者に財産が分与されるのは法定相続人が不在の場合に限られますので、法定相続人に該当する方が存在する場合は内縁の奥様は財産を受け取る権利もないということです。

内縁の奥様に財産を渡したいのであれば、遺言書を遺し、内縁の奥様への遺贈の意思を主張しておくとよいでしょう。遺贈をより確実なものとするために、公正証書遺言にて遺言書を作成し、遺言執行者に信頼のおける人物を指定しておくと安心です。

高松にお住いの皆様、ご自身の相続についてご心配な点がある場合はどうぞお気軽に高松相続遺言相談室の初回無料相談をご利用ください。高松相続遺言相談室では遺言書作成のサポートはもちろんのこと、相続関係の整理や財産の承継についてのアドバイスなど、高松の皆様のお悩みに合わせて丁寧に対応させていただきます。

高松の方より相続に関するご相談

2023年12月04日

Q:相続についての知識がないので、手続きの大まかな流れを司法書士の先生に教えていただきたい。(高松)

私は高松に住む女性です。私の父は長らく高松の病院に入院しているのですが、日に日に病状は悪化おり、もう長くはないだろうと家族もある程度覚悟しています。そのため父の死後に必要となる相続についても考え始めなければならないと思っています。

相続手続きは非常に大変な作業だという話を聞いたことがあるので今から不安です。司法書士の先生、父に万が一のことがあった場合、どのような手順で相続手続きを進めればいいか、大まかで結構なので教えていただけないでしょうか。(高松)

A:相続手続きの流れをご案内しますが、ご心配な点があれば司法書士など相続の専門家にご相談ください。

身近な方が亡くなり相続が発生すると、さまざまな事務手続きを行わなければならず、故人を偲ぶ時間もないほどです。少しでも余裕をもって故人を見送れるよう、あらかじめ相続手続きの手順を確認しておきましょう。

相続が発生したらはじめに確認するのが、遺言書の有無です。被相続人(故人)が遺言書を遺している場合は、原則としてその遺言書に記された財産の分割方針に従って相続手続きを進めていくことになります。遺言書が遺されていなかった場合は、以下の流れで相続手続きを進めます。

(1)戸籍収集による法定相続人の確定
被相続人のお生まれから亡くなるまでの連続したすべての戸籍を集めます。この戸籍を読み取ることにより、法定相続人を確定することができます。すべての戸籍を集めるには過去に戸籍が置かれていたすべての自治体に戸籍を請求する必要があり、ほとんどの場合において時間がかかる作業となりますので、相続が開始したらできるだけ早めに着手することをおすすめいたします。この時、相続人の現在の戸籍謄本も併せて取り寄せておきましょう。

(2)相続財産の調査
被相続人が生前所有していたすべての財産(プラス財産およびマイナス財産)を明らかにします。銀行の通帳や、高松のご実家が持ち家であれば不動産の登記事項証明書や固定資産税の納税通知書など、財産の証明となる書類を用意します。集めた書類をもとに相続財産目録という財産の一覧表を作成します。

(3)相続方法の決定
遺産の相続方法(単純承認・相続放棄・限定承認)を決定します。相続放棄あるいは限定承認をする場合は、熟慮期間内(自己のために相続が開始したと知った日から3か月以内)に手続きが必要となります。

(4)遺産分割協議
遺産を誰がどの程度相続するかを協議し決定する「遺産分割協議」を、相続人全員参加のもとで行います。このとき決定した内容は、「遺産分割協議書」にまとめ、相続人全員が署名し実印を押印します。遺産分割協議書は相続で取得した不動産の名義変更の際に提出が求められます。

(5)相続した財産の名義変更
不動産や有価証券など、相続した財産の名義を被相続人から取得した相続人へ変更します。

相続手続きの大まかな流れをご紹介しましたが、これらの手続きはひとつひとつが煩雑で、想定以上に時間や手間がかかることもある非常に難しい分野です。ご自身での手続きが不安であれば相続の専門家までお問い合わせください。

高松相続遺言相談室では相続に関するあらゆるお手続きを一貫してサポートすることが可能です。相続はご状況によっては先ほどの手順の他にさらに複雑な手続きが必要になったり、定められた期限内に手続きを行わなければならなかったりしますので、高松の皆様お一人おひとりのご事情に合わせて対応する必要があります。
高松での相続なら高松相続遺言相談室にお任せください。高松の皆様の相続手続きが滞りなく終えるよう、誠心誠意お手伝いさせていただきます。初回のご相談は完全無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。高松の皆様のお役に立てる日を所員一同心よりお待ちしております。

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