2022年02月01日
Q:司法書士の先生にご相談です。遺言書に記載されていない財産が見つかった場合どのように対応したらよいのでしょうか?(高松)
先日高松市内の病院で、80歳目前だった父が亡くなりました。高松の実家にて葬儀を済ませ、父の遺品整理を行っていたところ、遺言書が見つかりました。遺言書の内容に従い遺品整理を進めていたのですが、遺言書に書かれていない財産が見つかりました。父が所有していた鞄の中から銀行通帳が見つかり、いくらかの預貯金が入っていました。見つかった銀行通帳について遺言書には何も書かれていなかったのですが、このように遺言書に記載されていない財産が見つかった場合はどのようにしたら良いのか司法書士の先生に教えていただきたいです。(高松)
A:遺言書に記載のない財産が発見されたらどのように対応するかの旨を被相続人が遺した遺言書に書かれていない場合は、遺産分割協議を行います。
この度は、高松相続遺言相談室にお問合せいただきありがとうございます。
まず初めにやることとして、お父様が作成した遺言書の中に“遺言書に記載のない遺産が発見された場合の相続方法”について何か書かれていないかご確認ください。相続財産を多く所有していて、すべての財産を把握することができないという方も中にはいらっしゃいます。
似たような文面の記載がとくにない場合には、その財産について相続人全員で遺産分割協議を行い、遺産分割協議書を作成します。作成した遺産分割協議書は、不動産の登記変更などさまざまな場面で必要となりますので、大切に保管するようにしましょう。
遺産分割協議書は形式や書式、用紙に関して特に規定はありません。手書きでもパソコンでも作成することが可能です。内容を確認した後、相続人全員の署名、実印で押印してもらい印鑑登録証明書を準備します。
高松相続遺言相談室では高松のみならず、周辺地域にお住まいの皆様から遺言書に関するたくさんのご相談をいただいております。高松相続遺言相談室では高松の皆様のご相談に対し、最後まで丁寧に対応させていただきますので、安心してご相談ください。また、高松相続遺言相談室では高松の地域事情に詳しい遺言書の専門家が、初回のご相談を無料にてお伺いしております。高松の皆様、ならびに高松で遺言書作成ができる事務所をお探しの皆様にお目にかかれる日をスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
2021年11月02日
Q:司法書士の先生に相続の際に必要な戸籍について教えていただきたい。(高松)
闘病生活の末、高松の実家に暮らす父が亡くなったので、相続手続きをすることになりました。
私はひとりっこで、母もすでに他界していますので相続人は私一人のはずです。
もちろん遺産分割協議も必要ありませんし、葬儀さえ終わってしまえば特に面倒な手続きはないと思っていたのですが、先日、高松市内の銀行へ行ったら父が亡くなったことが分かる戸籍などを用意するよう言われました。
戸籍にはいろいろ種類があるようなので相続においてはどの戸籍が必要か司法書士の先生、教えていただけますでしょうか。
葬儀費用などがかさんだので、早急に銀行で手続きをしたいので困っています。(高松)
A:相続手続きにおいては、被相続人の出生から死亡までの全戸籍が必要になります。
戸籍は複数種類あり、相続手続きにおいては下記の戸籍が必要となります。
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本
- 相続人全員の現在の戸籍謄本
被相続人の出生から死亡までの戸籍には、お父様の出生に関する情報、兄弟の数、誰と結婚したか、その人との間の子供の数、いつ亡くなったかといった情報がすべて記録されています。
これらの戸籍を確認し、ご相談者様だけが相続人であることを証明する必要がありますので、早急に取り寄せるようにして下さい。
戸籍の請求は被相続人が過去に籍を置いたすべての役所で行う必要があります。
多くの方は一生のうちに結婚や転勤、転職などで転籍を繰り返しています。一つの役所で済むということはなかなかありません。
このように戸籍謄本を揃える作業は非常に多くの時間と労力が必要となりますので、お仕事や普段の生活がお忙しい方などは相続を専門とする高松相続遺言相談室の司法書士へご相談されることをお勧めします。
特に平日にお仕事をされている場合、役所や銀行へ問い合わせをすることが難しいという方は多いようです。
戸籍収集に限らず、相続手続きには時間や手間がかかります。
また、相続税の申告が必要となった場合はより多くの時間を要するとお考えになって下さい。
高松相続遺言相談室は相続手続きの専門家として、高松エリアの皆様をはじめ、高松周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
高松相続遺言相談室ではご依頼いただいた皆様の相続手続きについて、高松の地域事情に詳しい専門家が親身になってサポートさせていただきます。
まずは高松相続遺言相談室の初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。
高松相続遺言相談室のスタッフ一同、高松の皆様、ならびに高松で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。
2021年07月01日
Q:相続放棄をすれば父の借金を払わずに済みますか?司法書士の先生、教えてください。(高松)
司法書士の先生、はじめまして。私は高松で暮らす50代のサラリーマンです。
両親も私と同じ高松市内に住んでいますが5年前に母が亡くなり、現在は父ひとりで生活しています。
私たちの世代になると親の介護や相続のことが話題にあがることも珍しくなく、つい最近、会社の同僚から相続のことで思わぬ報告を聞きました。なんでも親に多額の借金があったそうで、「借金の肩代わりをしたくないから相続放棄をした」とのことでした。
詳しい金額までは把握していませんが、私の父にも借金があることは知っています。
このまま父が借金を残して亡くなった場合、会社の同僚と同じように相続放棄をすることで借金を払わずに済むのでしょうか?(高松)
A:相続が発生した際に相続放棄を選択すれば、お父様の借金を返済する必要はありません。
相続放棄とは相続に関して財産も債務も一切受け継がないことであり、はじめから相続人ではなかったものとみなされます。
そのため、相続放棄を選択した場合は被相続人(お父様)に多額の借金があったとしても、相続人(ご相談者様)が返済する義務はありません。
しかしながら被相続人の負債自体がなくなるわけではないので、相続放棄をした方以外に相続人がいる場合はその方が、その方も相続放棄をした場合は次の相続順位の方が受け継ぐことになります。
ご自分が相続放棄をすることでお父様のご両親や兄弟姉妹に負担をかける可能性があるため、あらかじめ相続放棄をした旨を伝えるなど最低限の配慮は必要です。
相続財産のなかに借金やローンなどの負債があると相続放棄を選択しがちですが、相続放棄をすると預貯金や不動産などのプラス財産を受け取れなくなることも忘れてはなりません。
あとになって借金よりもプラス財産のほうが多いことがわかり後悔する…という可能性も少なからずありますので、相続放棄を検討する際は十分に財産調査を行うよう心がけましょう。
なお、相続が発生した際に相続放棄する際は、被相続人が亡くなったことを知った日の翌日から3か月以内に、家庭裁判所でその旨の申述を行う必要があります。
高松をはじめ高松周辺にお住まいの皆様、相続放棄をするかどうか判断にお困りの際は高松相続遺言相談室まで、まずはお気軽にお問い合わせください。
高松相続遺言相談室では、高松をはじめ高松周辺にお住まいの皆様の頼れる専門家として、相続・遺言書作成に関するお悩みやお困りごとの解決を全力でサポートしております。