路線価方式と画地調整
路線価は、宅地の一方のみが道路に接している標準的な形状の宅地について設定されています。
現実の宅地はさまざまな形をしているため、路線価方式によって宅地の価額を評価する際には、調整を図る必要があります。
このように、宅地の立地や形状に応じて路線価に補正を加えて実際の価値に近い評価額を割り出すことを「画地調整」といいます。
価額を増加させる調整項目の例
- 側方路線影響加算
側方にも道路がある角地は利用価値が高いため、その分を加算して評価します。
- 二方路線影響加算
正面と裏面に道路がある宅地は利用価値が高いため、その分を加算して評価します。
価額を減少させる調整項目の例
- 奥行価格補正
奥行きが長かったりあるいは短かったりする宅地は、奥行きの距離に応じた補正率を路線価に乗じて評価します。
- 間口狭小補正
間口の狭い宅地は、間口距離に応じた補正率により減価します。
- 奥行長大補正
奥行が間口の2倍以上になるときは、一定の補正率により減価します。
- がけ地補正
1割以上のがけ地がある場合は、一定の補正率により減価します。
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